あせもの治療でステロイドのリンデロンを処方されるのは普通?子供は肌が弱いので、気が付いたらあせもになっていた、
なんてことは良くある事です。

あせもも、軽い場合は自然に治ることも多いのですが、
子供が掻き毟るなどして悪化すると、皮膚科の受診が必要となります。


病院を受診したら、
あせもの治療薬として、ステロイドのリンデロンが処方されることがあります。


今回は、
子供のあせもとステロイドのリンデロンについて
説明します。


あせもに処方されるステロイドのリンデロンとは、どんな薬なのか


子供のあせもで処方されることのあるステロイドのリンデロンですが、
リンデロンという名前がついているステロイド薬は複数あります。

子供のあせもで処方される場合は、
リンデロンVG軟膏というものが多いです。


ステロイドには、
強さによってクラスが5段階に分かれており、
このリンデロンVG軟膏は、ステロイドの強さとしては丁度真ん中の3郡

乳幼児が使えるステロイドの中では、強いクラスとなります。
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ステロイドは皮膚の炎症を抑え、
元の状態に戻す作用がありますが、
リンデロンVG軟膏には、更に抗生物質が含まれており、
抗菌作用があります。


あせもにステロイドのリンデロンは本当に必要?


私の子供たちはアトピーです。

上の子は8歳になり、随分と肌も強くなってきましたが、
下の子はまだ2歳で、定期的に皮膚科に通院しています。

この二人は、肌が弱いので、毎年あせもになります。

でも実は、
あせもの治療としてステロイドのリンデロンを処方されたことはありません


あせも以外でも、アトピーの治療としてリンデロンVG軟膏を処方されたのは、
上の子が赤ちゃんのときにじくじくとした酷い湿疹ができた時、一度きりです。


では、この二人があせもになったら、何を処方されるのかというと、
普段アトピーの塗り薬として使用しているステロイドのロコイドです。

医師からは「あせもの部分もロコイドで大丈夫」と言われています。

ロコイドは、クラスとしては5段階中下から2番目。

乳幼児の皮膚治療としては、
最もポピュラーなランクのステロイドです。


そのため、あせもでステロイドのリンデロンを処方されたと聞くと、
相当酷いあせもだったのかなという印象を受けます。
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掻き毟って汁が出るような状態だと、
ロコイドではなく、リンデロンVG軟膏で、
まずは皮膚状態を回復させることが必要です。


しかし、通常の赤いポツポツとしたあせもなのに、
ステロイドのリンデロンクラスを処方された場合は、
強い薬を出す皮膚科医なのだなという印象を持ちます。


皮膚科医にも治療の仕方や考え方は様々で、
弱めのステロイドで治療しながら、
清潔や保湿で改善させていく考え方と、
とにかく強いステロイドで、
短期集中で治した方が良いという考え方があるのです。


どちらが正解とも間違いとも言えず、
自分の子供の肌状態や、親の方針に合う皮膚科医を選ぶしかありません



あせもにステロイドのリンデロンを処方されたら


もしも、あせもにステロイドのリンデロンを処方されたら、
どれくらいの期間、どのように塗ったら良いか
医師に確認しましょう。


実際、子供のあせもも酷く悪化させると、
ステロイドのリンデロンクラスが必要となってしまうことがあります。

ただ、リンデロンは簡単に普段使いする塗り薬ではないことは確かなので、
余計な部分に塗り過ぎないように、しっかり確認してください。


あせもは、時期的な皮膚病でもあります。

暑い夏は、汗をかいて肌がベタベタしていないか気を付け、
こまめなシャワーをして、清潔と保湿を心がけましょう。

そして、必要な場所には、むやみにステロイドを怖がらず、
しっかり塗ってくださいね。

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