赤ちゃんの乳児湿疹とアトピー、何が違うの?赤ちゃんのお肌はスベスベのイメージがありますが、
実は肌のバリア機能がまだ未熟なので、
様々な肌トラブルを起こしやすいのです。


中でも、
赤ちゃんに湿疹が出ることは本当に良くあることですが、
乳児湿疹なのか、アトピーなのか判断がつかない時がありますよね。


もしアトピーだったらどうしようと、
不安な気持ちになってしまう人もいらっしゃると思います。


そこで今回は、
乳児湿疹とアトピー、一体何が違うのか
について調べてみました。


赤ちゃんにできる湿疹、乳児湿疹とは


では、まず赤ちゃんに良くできる皮膚病、
乳児湿疹とは何かを説明します。


乳児湿疹とは、
赤ちゃんにできる湿疹の総称
です。


赤ちゃんにできた湿疹は、全て乳児湿疹なのです。
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何が原因かは関係なく、赤ちゃんに湿疹ができたら、全部乳児湿疹です。

そして、この大きな乳児湿疹という枠の中で、
新生児ニキビ、あせも、オムツかぶれ、そしてアトピーなど、
更に細かな診断に分かれていくのです。


なので、赤ちゃんが乳児湿疹か、アトピーかで悩むというのは、
ある意味、日本語として正しくないのです。

アトピーだって、乳児湿疹の中の1つだからです



赤ちゃんがアトピーかどうかの診断基準


赤ちゃんの乳児湿疹の中の1つ、アトピー性皮膚炎は、
良くなったり悪くなったりを繰り返す痒みを伴う皮膚疾患です。


赤ちゃんがアトピーかどうかの診断基準は、

・湿疹に痒みがあるかどうか

・2ヶ月間以上、湿疹が良くなったり悪くなったりを繰り返すか


この2点が重要視されています。


アトピー性皮膚炎は、
まだその原因が全て解明されているわけではありません。


アトピー性皮膚炎の「アトピー」は、「奇妙な」という意味ですが、
その名の通り、これという原因がなくても繰り返す、奇妙な皮膚病なのです。


アトピー性皮膚炎の人には、アレルギー疾患を併発している人が多く、
肌にアレルギー物質が触れることによって、免疫が過剰に反応し、
湿疹になってしまうとも言われています。


しかし、赤ちゃんの場合は、まだ、肌が未熟で、
単純にバリア機能が弱いために、
周囲の刺激に負けて湿疹がでているだけのことも多いです。


アトピー性皮膚炎と聞くと、
難治性の難しい皮膚病というイメージがあるかもしれませんが、
乳幼児、特に0歳代のアトピーは、
成長と共に肌が強くなることで、殆どの赤ちゃんが完治してしまいます



赤ちゃんの乳児湿疹は、アトピーかどうか関係なく治療方法は同じです


自分の赤ちゃんに出た乳児湿疹がアトピーだと言われたら、
まだアトピーの知識も浅いですし、絶望的になってしまいますよね。



私の子供は二人ともアトピーなのですが、一人目の時がそうでした。


アトピーかもしれないと言われ、悲観的になり、
赤ちゃんの湿疹がどんどん酷くなるかもしれないと、落ち込みました。


でも、アトピー性皮膚炎は、そこまで悲観的になる病ではありません。

とりあえず、命に関わるようなことは、まずないのですから。

アトピー性皮膚炎と聞くと、ステロイドを連想しますよね。

ああ、こんなに小さな赤ちゃんなのに、
アトピーだからステロイドを使わなければならないけど、
副作用が出たらどうしようと、これまた心配になりますよね。


でも、赤ちゃんの乳児湿疹の治療法は、
アトピーかどうかで大きく変わるものではありません

とびひなど、ばい菌が原因の皮膚病は別ですが、
赤ちゃんに出た乳児湿疹は、アトピーにかかわらず、
まずはステロイド剤で酷い湿疹をしっかり治し、
毎日の保湿ケアや清潔を保つことで、
皮膚が良い状態をキープすることが大切です。


お医者様はその辺を「当たり前」と思っている方もいますから、
特に何の説明もなく、ポンとステロイド剤を出されて、
心配になって、「赤ちゃんはアトピーですか?」と質問すると、
「う~ん、どうだろう?そうかもね」なんて言われてしまい、
余計不安になってしまうというのは良くある事です。



赤ちゃんの乳児湿疹は、きちんとケアすれば確実に良くなります


赤ちゃんが乳児湿疹になってしまった場合、
それがアトピーかどうかはさておき、
赤ちゃんの肌は弱いタイプだと思った方が良いでしょう。


他の赤ちゃんのスベスベ艶々な肌を見て、
「私の赤ちゃんは、どうしてこんなに肌が弱いの」
と、悲しくなってしまう事もあるかもしれません。


でも、赤ちゃんの肌は、
毎日しっかり保湿をし、清潔を保ち、
必要な時は薬を塗って、きちんとケアしてあげれば、確実に良くなります。
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そして、赤ちゃんの肌は、
成長と共に強くなります


ちょっと他の赤ちゃんより時間がかかるかもしないというだけです。


毎日のケアは大変だけど、
ママの手が赤ちゃんの肌に触れる機会が多いというのは、
肌が弱い赤ちゃんの特権でもあります。

ママの手が赤ちゃんの肌に触れると、情緒がとても安定するのですよ。

だから、前向きに頑張ってくださいね。

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